SGLT2阻害薬による特に注意すべき副作用:多尿・頻尿、体液量減少

目次

多尿・頻尿、体液量減少の主な症状

症状としては、トイレの回数が多い、尿の量が多い、のどが渇く・口が渇く、体の疲労感(脱水症状)、めまい・ふらつき(血圧低下)などが現れます。

多尿・頻尿、体液量減少の発現頻度

スーグラ®︎錠の1型糖尿病患者さんを対象とした国内臨床試験では頻尿4.0%(8例/201例)、口渇3.5%(7例/201例)、尿量増加1.5%(3例/201例)が認められています。

2型糖尿病患者さんを対象とした国内臨床試験では頻尿8.7%(145例/1,669例)、口渇4.3%(71例/1,669例)、多尿1.9%(31例/1,669例)などが認められています。

体液量減少(脱水)対策のポイント

脱水防止のために、患者さんへの説明も含め十分な対策を行ってください。

特に次のような患者さんの場合は注意が必要です。

  • 高齢の患者さん
  • 利尿薬併用中の患者さん
  • 血糖コントロールが極めて不良の患者さん
  • 口渇を感じにくい患者さん
  • 飲水指示を守れない患者さん
  • 合併症やシックデイなどで食事や水分をあまり摂取できない患者さん
  • スーグラ®︎錠の飲み始めの時期
  • 汗をかいて水分を失いやすい夏場

患者指導のポイント

多尿・頻尿、体液量減少の症状を説明し、症状が認められた場合には、水分を補給し、主治医に相談するようにご指導ください。また、水分補給の際、スポーツドリンクなど糖分を含む飲み物は、血糖値を上昇させてしまうので避けるよう指導してください。

スーグラ®︎錠の飲み始めの時期は、普段より多めに水分補給するように指導してください。

降圧薬服薬中の患者さんには、血圧が下がりすぎることがあることをご説明ください。


SGLT2阻害薬による特に注意すべき副作用

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