- 本剤投与により、脳神経障害、脳症、痙攣発作、錯乱状態、失語症などの神経学的事象があらわれることがあります。
- 神経学的事象として痙攣発作、意識障害等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意してください。
- ALLの活動性中枢神経系病変を有する患者、及びてんかん、痙攣発作などの中枢神経系疾患を有する患者又はその既往歴のある患者は、神経学的事象の症状が悪化する又はあらわれるおそれがあるため、症状の発現に注意してください。再発又は難治性ALL患者において、成人では2~15%5-10)、小児では約19%11)に中枢神経系病変が認められたとの報告があります。
なお、臨床試験1-4)では、てんかん、痙攣、麻痺、失語、脳卒中、重度の脳損傷、認知症、パーキンソン病、小脳疾患、器質性脳症候群、精神障害、脳血管虚血/出血、協調運動又は運動障害等の中枢神経系疾患の臨床的意義のある既往歴又は現病歴のある患者は、除外されていました。