- 本剤を用いた国内外の臨床試験において、糖尿病の有無によらず、死亡例を含む高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスの発現が認められていることから、本剤投与開始前の血糖値のコントロール、定期的な血糖値の測定及び臨床症状の十分な観察をお願いします1)。
- 高血糖、糖尿病を有する患者(既往歴を含む)や、BMIが30kg/m2以上、HbA1cが6.5%以上の患者では、高血糖の発現又は増悪のリスクを考慮し2, 3)、本剤投与前に専門医のコンサルテーションを検討してください。
- 本剤を用いた国際共同第Ⅲ相試験における高血糖の発現頻度は、EV-301試験(エンホルツマブ ベドチン群)で6.4%4)、EV-302試験(エンホルツマブ ベドチン+ペムブロリズマブ群)で13.0%5)であり、発現時期中央値はそれぞれ19.0日1)及び0.72カ月6)でした。