インフュージョンリアクション

インフュージョンリアクション

Ⅲ.その他の副作用:インフュージョンリアクション

  1. 注意事項
  2. 対処法
  3. 発現状況

本剤投与前及び投与時のお願い

  • 臨床試験において事象が認められており、インフュージョンリアクション*が起こる可能性がありますので、インフュージョンリアクションに対応できるよう事前に準備をしてください。
  • インフュージョンリアクションの既往歴がある患者には、本剤投与の30~60分前に前投薬(鎮痛薬、抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤など)を考慮するなどの対応をしてください1)
    * 注射剤の点滴投与時あるいは投与後24時間以内に生じる急性の過敏性反応の総称2)

臨床症状

  • 頭痛や悪心、発熱などの軽度~中等度のものから、稀に呼吸困難や血圧低下などに至ることがありますので、投与終了後も含め、患者の状態を十分に観察してください2)
  • 本剤投与後、以下のような症状に十分注意し、症状が発現した際はすぐに報告するよう、患者に指導してください3)

<出典>

  1. Powles T, et al. : N Engl J Med. 2021;384(12):1125-1135.(PMID: 33577729)(PEV-00057)
  2. くすりの適正使用協議会:これだけは知っておきたいバイオ医薬品 https://www.rad-ar.or.jp/knowledge/post?slug=bio (2023年3月アクセス)
  3. 厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル アナフィラキシー(平成20年3月;令和元年9月改定)

対処

  • インフュージョンリアクションが発現した場合は投与を中止するなど、症状に応じて適切な処置を実施してください。

【参考】インフュージョンリアクションのGrade分類(CTCAE v4.03準拠)

発現頻度

臨床試験等における副作用の発現状況

  • 国際共同第Ⅲ相試験(EV-301試験;エンホルツマブ ベドチン群 n=296)におけるインフュージョンリアクション*1の発現頻度は以下のとおりでした1)

<出典>

  1. 【承認時評価資料】国際共同第Ⅲ相試験(DIR210072)

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