- 本剤の標的であるNectin-4が皮膚に発現していることから、本剤の薬理作用に起因して皮膚反応が発現する可能性が示唆されています1)。
- 本剤を用いた国際共同第Ⅲ相試験(EV-301試験;エンホルツマブ ベドチン群)において、皮膚反応が高頻度(47.0%)で認められています2)。特に投与開始最初の1サイクルに発現しました(発現時期中央値は0.46カ月)1)。
- 初期症状の早期発見のために、看護師、薬剤師及び患者家族の協力が得られるよう指導してください。
- 皮膚反応の程度に応じて、薬物治療(副腎皮質ホルモン剤、抗ヒスタミン剤等)による適切な処置を行うとともに、発疹の対処法として無香料の保湿剤塗布も必要に応じて考慮してください3)。