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重度の悪心・嘔吐

重度の悪心・嘔吐

重度の悪心・嘔吐

Ⅱ.重大な副作用:重度の悪心・嘔吐

  1. 概要
  2. 注意事項
  3. 対処法
  4. 発現状況
本項目では「重度の悪心・嘔吐」と「悪心・嘔吐」を併せて紹介しています。

Key point

  • ビロイの電子化された添付文書の重大な副作用「重度の悪心・嘔吐」は、15.9%*1に認められています1)
  • 本剤の投与開始前に悪心・嘔吐の症状がある場合は、症状がGrade 1*2以下に回復していることを確認してから投与を開始してください。
  • 本剤の投与前に、悪心・嘔吐に対する制吐薬の予防投与を検討してください*3
  • 本剤投与中(特に投与開始後最初の1サイクル)に悪心・嘔吐の症状がよくあらわれるので、本剤投与中や投与後は患者の状態を十分に観察してください。
  • 胃切除歴のない患者において、悪心・嘔吐の発現頻度が高い傾向が認められ、さらに胃切除歴のある患者のうち、胃全摘後の患者と比較して胃部分切除後の患者における悪心・嘔吐の発現頻度が高い傾向が認められているので、特に注意して患者の状態を観察してください。
  • 本剤投与によりGrade4*2の嘔吐が発現した場合には、投与を中止してください。
  • 本剤投与によりGrade2*2以上の悪心、 Grade2又は3*2の嘔吐が発現した場合には、 Grade 1*2以下に回復するまで投与を中断してください。回復後、減速して投与を再開できます。

電子化された添付文書記載内容(抜粋)

注意喚起の設定根拠

重大な副作用

国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)の安全性評価結果に基づき、重篤な有害事象又は Grade 3 以上の有害事象が報告されており、重大な副作用として注意喚起する必要があると考えられる事象を、重大な副作用として記載しました。
なお、臨床試験において本剤を投与された被験者に重度な症例を含めて悪心・嘔吐が報告されていることや、悪心・嘔吐の発現により重篤な転帰を辿る可能性があること、治療介入の必要性があることを考慮して、「悪心・嘔吐」を重要な特定されたリスクに設定しています。

<出典>

本項目では「重度の悪心・嘔吐」と「悪心・嘔吐」を併せて紹介しています。

患者指導

悪心・嘔吐が特に本剤投与開始後最初の1サイクルによくあらわれ、投与中にも発現する可能性があることを、患者にあらかじめ説明してください。
悪心・嘔吐に適切に対処するため、ムカムカ感や嘔吐の衝動を我慢せず、異常を感じた場合は速やかに医療スタッフに伝えるか、医療機関を受診するよう患者に指導してください。

ビロイと化学療法による治療を受ける患者さんとそのご家族へ」18ページ

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注意が必要な患者

本剤の投与開始前に悪心・嘔吐の症状がある場合は、症状がGrade 1*以下に回復していることを確認してから投与を開始してください。
*GradeはNCI-CTCAE ver. 5.0に準じる

本項目では「重度の悪心・嘔吐」と「悪心・嘔吐」を併せて紹介しています。

対処法

本剤投与により悪心・嘔吐が発現した場合は、重症度に応じて本剤の中断又は中止等の適切な処置を行ってください。また、臨床的判断に基づき、補液や制吐薬投与等の適切な処置を行ってください。

参考:本剤+化学療法を受ける患者における悪心・嘔吐の予防と管理に関するコンセンサスガイダンス1)

※制吐薬のご使用にあたっては、各製品の最新の電子化された添付文書をご確認ください。 

*1:胃が残っている患者では、悪心と類似した症状を生じる消化不良を予防するためにH2受容体拮抗薬又はプロトンポンプ阻害薬 の使用を考慮する。胃粘膜を最大限に保護するため、ビロイ投与の数日~1週間前にこれらを投与する。
*2:NCCNが推奨する高度催吐性リスクに対するレジメン:NK1+5-HT3+デキサメタゾン+オランザピン又はNK1+5-HT3+デキサメタゾン又は5-HT3+デキサメタゾン+オランザピン。制吐薬は個々の患者の状況に応じて、経口製剤又は静注製剤のいずれか適切なものを選択する。
*3:個々の患者の状況によっては、点滴静注による水分補給が適切な場合がある。
*4:制吐療法(レスキュー薬等)も考慮できる。
*5:Prescribing Informationで推奨される投与速度で投与を行っている場合は、50%の速度に減速する。既に50%まで減速している場合は、さらに50%減速させる(当初の投与速度の25%の速度に該当)。
*6:前回投与時の患者の症状に基づき、次回の投与方法を調整する。 
*7:2回目以降の投与は、前回の投与時に忍容性が認められた最大速度で開始する 。本邦での2回目以降投与開始時の推奨投与速度は、600 mg/m2投与時は75 mg/m2/時、400 mg/m2投与時は50 mg/m2/時とされています(電子添文 7.1参照)。
*8:2回目以降の投与では、悪心・嘔吐の程度が軽減することが期待される。この場合、投与速度を25%ずつ漸増§することで、患者は100%又は最大耐容速度まで投与速度を戻せる可能性がある。症状の再発を注意深く観察し、症状を効果的に管理するために、必要に応じて制吐薬を追加投与する。

†:国内承認外。 
‡:例)前回投与時にPIで推奨される投与速度に忍容性があった場合は、次回投与も同一速度で行うべきである。投与速度を50%に減速して症状が改善した場合は、次回も50%減速した投与速度で開始する。 
§:例)投与速度を50%に減速し、患者が30~60分間無症状を維持した場合、投与速度を75%に上げることを考慮する。

<出典>

  1. 社内報告書:Delphi panel study(DIR250010)
  2. 日本癌治療学会:HER2陰性CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対するゾルベツキシマブ併用一次化学療法における制吐療法(制吐薬適正使用ガイドライン速報):2024
  3. Fitch K, et al.: The Rand/UCLA Appropriateness Method User’s Manual. Santa Monica: Rand; 2001.
  4. Broder MS, et al.: J Healthc Leadersh. 2022; 14: 63-70.
本項目では「重度の悪心・嘔吐」と「悪心・嘔吐」を併せて紹介しています。

※国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)における安全性のGradeはNCI-CTCAE ver. 4.03に準じて判定

発現頻度

電子化された添付文書

重大な副作用「重度の悪心・嘔吐」は15.9%*、その他の副作用の「悪心」は64.9%、「嘔吐」は59.1%に認められています1)
*1: NCI-CTCAE ver. 4.03のGrade 3以上の副作用

国際共同第Ⅲ相試験(海外データを含む)

発現時期

  • 悪心・嘔吐は特に投与開始後最初の1サイクルによくあらわれます5-7)
    • 国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)の本剤初回投与時において、62.5%に悪心、51.6%に嘔吐の有害事象が発現しました4)
    • 国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)の本剤の2回目の投与時において、29.3%に悪心、26.3%に嘔吐の有害事象が発現しました4)
  • 悪心・嘔吐(有害事象)の初回発現時期の中央値(最小値、最大値)は、SPOTLIGHT試験の本剤+mFOLFOX6群で1(1、755)日、GLOW試験の本剤+CAPOX群で1(1、217)日でした2)
  • 国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)の本剤初回投与時において、悪心・嘔吐(有害事象)が最初に発現するまでの時間の中央値(最小値、最大値)は、50.5(0、371)分でした4)

【参考】国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)における制吐薬の使用について

※制吐薬のご使用にあたっては、各製品の最新の電子化された添付文書をご確認ください。

本剤初回投与時に一次予防目的で制吐薬が投与された患者割合2)

制吐薬の規定2)

国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)では、以下の理由から、制吐薬として、NK1受容体拮抗薬又は5-HT3受容体拮抗薬の使用を推奨し、コルチコステロイドは使用しない又は最小限の使用とする旨を規定していました。なお、制吐薬としての抗ヒスタミン薬の使用に関する規定は設定していませんでした。

  • NK1受容体拮抗薬及び5-HT3受容体拮抗薬は、化学療法投与時に使用される標準的な制吐薬であること8)
  • コルチコステロイドの使用により、ゾルベツキシマブの抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性が減弱する可能性が考えられたこと

※国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)におけるコルチコステロイドの有無別の有効性【事後解析】については、適正使用ガイド12ページをご覧ください。

制吐薬の種類別の悪心・嘔吐(有害事象)の発現状況2)

国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT試験、GLOW試験)の本剤初回投与時における制吐薬は、様々な組み合わせで予防投与されていました。

発現患者一覧(転帰 他)

紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、すべての症例が同様な結果を示すわけではありません。

市販直後調査

※市販直後調査における副作用の集計結果をご確認いただく際には注意事項があります。詳細はこちらをご確認ください。

当該集計期間(2024年3月26日~2024年12月11日)において、「悪心・嘔吐事象」は620例956件報告されました。そのうち、「悪心」は556例759件、「嘔吐」は158例197件でした9)
*:MedDRA ver. 27.1の基本語「悪心」、「嘔吐」、「噴出性嘔吐」、「レッチング」、「周期性嘔吐症候群」に該当する事象としています。
†:空嘔吐

当該集計期間(2024年3月26日~2024年12月11日)において報告された「悪心・嘔吐事象」956件の転帰は、回復770件、軽快64件、未回復30件、不明92件でした9)

市販直後調査において、「悪心・嘔吐事象」については、より詳細な情報を提供するために、「悪心・嘔吐事象」のための特別な調査項目を設定した調査票を用いてMRが収集し、その結果をデータ集計しています。その結果については「ビロイ点滴静注用100 mg市販直後調査・集計結果の最終報告」の14~32ページをご参照ください。

<出典>

製品のご使用にあたっては、最新の電子化された添付文書をご参照ください。

VLY-AMN-00010(2026年3月作成)

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