- 本剤投与中は、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状に十分注意をしてください1)。
- 異常が認められた場合は、胸部レントゲン検査、胸部CT検査及び血液ガス検査等を実施し、本剤の投与を中止するとともにニューモスチス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮に入れて適切な処置を行ってください1)。
- 間質性肺炎の既往歴のある患者には、定期的な問診を行ってください1)。
本剤の臨床試験において発現が認められた副作用のうち、重要と考えられる事象について、類薬の記載も参考に記載しました1)。
本剤投与による間質性肺炎の発現機序は不明です。
間質性肺炎の既往歴がある患者では、定期的な問診を行い、異常が認められた場合には、胸部レントゲン検査、胸部CT検査、血液ガス検査等を実施する1)。
発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状1)
間質性肺炎が疑われる症状が認められた場合は、すぐに医師に相談するよう指導してください2)。
症状:発熱、息切れ、痰のない咳
間質性肺炎の既往歴がある患者1)
発熱、咳、呼吸困難などの呼吸器症状がみられた場合には、速やかに経皮的酸素濃度測定、KL-6値測定、胸部X線検査(必要であればCT検査)等を実施する3)。
本剤の投与を中止してください1)。
電子添文に記載された副作用発現頻度は以下の通りです。
11. 1. 5 間質性肺炎(0.3%)
発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状に十分に注意し、異常が認められた場合には、速やかに胸部レントゲン検査、胸部CT検査及び血液ガス検査等を実施し、本剤の投与を中止するとともにニューモシスチス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮に入れ適切な処置を行うこと。
◆以下、電子化された添付文書以外の補足情報
第Ⅲ相試験併合解析(全期間)における間質性肺疾患に関連する有害事象の発現率(95%信頼区間)は、本剤合計*で0.5(0.1, 1.4)/100人・年でした1)。第Ⅱ/第Ⅲ相試験併合解析における本剤投与全例*での発現率(95%信頼区間)は、0.3(0.1, 0.6)/100人・年でした。
*プラセボ投与から本剤投与へ切り替えた後の発現を含む
間質性肺疾患に関連する有害事象の曝露量あたりの発現率:併合解析(安全性解析対象集団)は以下の通りです1)。
*:プラセボ投与から本剤投与へ切り替えた後の発現を含む
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