- 本剤の投与により、好中球減少症、リンパ球減少症、ヘモグロビン減少が発現することがあります。本剤の投与中は、定期的に血液検査を実施してください1)。
- 血液検査により好中球数1000/mm3未満、リンパ球数500/mm3未満を示した場合には、本剤の投与を中止し原因を精査してください1)。
本剤の臨床試験において発現が認められた副作用のうち、重要と考えられる事象について、類薬の記載も参考に記載しました2)。
本剤投与による好中球減少症、リンパ球減少症、ヘモグロビン減少発現機序は不明です。
血液学検査1)
好中球数、リンパ球数、ヘモグロビン値
感染症が疑われる症状1)
貧血の症状(息切れ、めまい、ふらつきなど)2)
好中球数やリンパ球数が減少すると感染症にかかりやすくなることから、感染症が疑われる症状が認められた場合は、すぐに医師に相談するよう指導してください2)。
好中球数:500/mm3未満
リンパ球数:500/mm3未満
ヘモグロビン値:8g/dL未満
日本リウマチ学会:全例市販後調査のためのペフィシチニブ適正使用ガイド(2022年10月23日改訂版)もあわせてご参照ください。
https://www.ryumachi-jp.com/info/guideline_peficitinib.pdf
好中球数1)
・投与開始前は、好中球数が500/mm3未満の場合は投与しない。好中球数が1000/mm3未満の場合は投与しないことが望ましい。
・投与開始後は、好中球数が継続して500~1000/mm3未満の場合は、1000/mm3を超えるまで投与を中断。
リンパ球数1)
・投与開始前は、リンパ球数が500/mm3未満の場合は投与しない。
・投与開始後は、リンパ球数が500/mm3未満になった場合には、500/mm3以上になるまで投与を中止。
ヘモグロビン値1)
・投与開始前は、ヘモグロビン値が8g/dL未満の場合は投与しない。
・投与開始後は、ヘモグロビン値が8g/dL未満になった場合には、正常化するまで投与を中止。
電子添文に記載された副作用発現頻度は以下の通りです。
11.1重大な副作用
11.1.2好中球減少症(0.5%)、リンパ球減少症(5.9%)、ヘモグロビン減少(2.7%)
◆以下、電子化された添付文書以外の補足情報
臨床第Ⅲ相試験併合解析(全期間)における関連する有害事象の発現率(95%信頼区間)は以下の通りです1)。
*プラセボ投与から本剤投与へ切り替えた後の発現を含む
*プラセボ投与から本剤投与へ切り替えた後の発現を含む
製品のご使用にあたっては、最新の電子化された添付文書をご参照ください。
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