- 本剤は免疫抑制作用を有する薬剤ですので、重篤な感染症があらわれることがあります。投与患者を十分に観察し、感染症の発現や増悪に注意してください。本剤の投与中に重篤な感染症を発現した場合は、速やかに適切な処置を行い、感染症がコントロールできるようになるまでは投与を中止してください1)。
- 発熱、倦怠感等があらわれた場合には、速やかに主治医に相談するよう指導してください1)。
- 結核の既感染者及び結核感染が疑われる患者では、胸部レントゲン検査等を定期的に行ってください1)。
- 本剤使用に際しては、感染症専門医、呼吸器専門医、放射線専門医等と適切な連携を行ってください1)。
- 呼吸器感染予防のために、インフルエンザワクチンは可能な限り接種し、65歳以上の高齢者には肺炎球菌ワクチンの接種も積極的に考慮してください1)。