国際共同第Ⅲ相試験(ENZAMET試験)は、対照薬が国内未承認又は承認外を含む効能又は効果、用法及び用量で行われていますが、承認時に評価された資料であるため掲載します。
食欲減退がおこる可能性があることをお伝えください。
「イクスタンジ錠の治療を始める方へ」18ページ
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本剤投与中に食欲減退が認められた場合は、原因検索を行っていただき、補正可能な原因であれば、原因に対する治療を行ってください。本剤の副作用と考えられる場合は、対症療法や本剤の休薬、中止等の適切な対応をお願いいたします。
回復・軽快した食欲減退91例のうち、 29例に何らかの対症療法が行われており、補液、 D2受容体拮抗薬、ステロイド及びH2受容体拮抗薬やPPI等の胃薬が食欲減退に対する主な対症療法でした。また、本剤の投与状況に関しては61例で中止、 29例で本剤を継続していました。うち、休薬・減量なく継続している症例が13例、休薬後継続している症例が3例、減量継続している症例が13例でした。なお、中止に至った症例のうち、 1例は原疾患進行による中止でした。
第Ⅲ相臨床試験2-11)おける食欲減退の発現頻度(有害事象)
国際共同第Ⅲ相試験(ENZAMET試験)は、対照薬が国内未承認又は承認外を含む効能又は効果、用法及び用量で行われていますが、承認時に評価された資料であるため掲載します。
長期特定使用成績調査12)において、食欲減退は1006例中89例(8.8%)に認められました。
長期特定使用成績調査12)において報告された食欲減退89件中35件が4週以内に発現していました。
市販直後調査1)において転帰日が報告された54例の情報に基づくと、事象が発現してから回復・軽快するまでの期間は中央値18.5日(1日~108日)であり、約60%が4週以内に、 90%以上が8週以内に回復・軽快していました。
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