メディカルアフェアーズ情報

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VIVA! ORTHO

Column ちょっと一服 クリニックで役立つデッサン教室 第10回 肘関節を描く 頚を描く

東京造形大学彫刻専攻領域 非常勤講師 阿久津裕彦

最終回である今回は、一見単純に見えて複雑な形をした頚を描きます。複雑な凹凸は柱として捉えます。

重たい頭を支える丈夫さと、それを自由に動かせる可動性の高さを両立させている頚は、大きさの異なる2つの柱とそれを取り巻く構造の2層に分けると捉えやすくなります。

頚の骨格

脊柱の上部7つの椎骨で構成される頚椎は、全体でわずかに前方へ膨らむ曲線(前弯)を作ります(図1)。そのため頚はわずかに前方へ傾いた柱になります(図2A)。これを垂直に立たせると顎を引いた見た目になります(図2B)。左右の耳のすぐ後ろには出っ張った乳様突起があり、ここは後述する胸鎖乳突筋が付く部位なので重要です。

頚椎は頚の中心部に埋もれていますが、一番下の第7頚椎(隆椎)は棘突起が長く、皮膚を押し出しており、ここを描く際のアクセントにもなります(図1)。

図1

図2

頚の筋

頚の筋は、深層と浅層の2層に分けて捉えます。

まず深層です。頚椎の左右と後方には頚を支える太い筋があり、これらをまとめて円柱として捉えます(図3A)。頚の前方には、軟骨で構成される喉頭があります。喉頭は前方へ突出しているので円柱とは別の細い柱として捉えます。喉頭の上部には甲状軟骨があり、男性では喉仏として目立ちます。

次に浅層です。帯状の胸鎖乳突筋が胸部の前方から左右の耳の後ろへ向けて螺旋状に上行しています(図3B)。後頭部からは僧帽筋が山の裾野のように左右の肩へと向かって広がっていきます。

図3

頚の動き

頭の向きが変わると頚の見え方も変化します。下を向くと頚の後ろの隆椎の突起が際立ち、上を向くと前方の喉仏が押し出されます。左右を向くと頚全体がねじれ、向いた方向と反対側の胸鎖乳突筋が収縮して直線的な輪郭を作ります(図4)。

図4

(2021年1月)

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