より多くの骨粗鬆症患者さんに治療を開始・継続していただくための情報として、薬物治療を受けない患者さんの心理について調査した研究と、薬物治療の効果である骨折リスクの低下に関する研究をご紹介します。
国内のレトロスペクティブ調査において、骨折リスクが高い骨粗鬆症と診断された60歳以上の閉経後女性患者709例を対象に、骨粗鬆症薬物治療の有無や薬物治療を行わなかった理由等を調査しました。その結果、骨折リスクの高い骨粗鬆症患者709例中、薬物治療を受けなかった患者さんは86例(12%)であり、その主な理由は「治療薬を服用したくないから(31.4%)」であり、患者さんに対する指導の必要性が示唆されました(図1)1)。
19種類の骨粗鬆症治療薬に関する38のRCTより、BMD改善と骨折リスク低下の関連を検討した結果、大腿骨近位部BMDを6%改善させると大腿骨近位部骨折リスクは40%低下し、腰椎BMDを14%改善させると椎体骨折リスクは79%低下する可能性があることが報告されました(図2)2)。
References
1)Fujiwara S, et al.: Arch Osteoporos 13(1): 34, 2018
2)Bouxsein ML, et al.: J Bone Miner Res 34(4): 632, 2019
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