リンゼス錠の適正使用情報(安全にご使用いただくために)

リナクロチドの副作用「下痢」に対する対処法についてご紹介します。

主な副作用

承認時までの国内臨床試験、製造販売後調査等において、リナクロチド投与によりみられた主な副作用は、下痢でした。
リナクロチドの投与による「重度の下痢」は重大な副作用に該当し、電子化された添付文書の「重要な基本的注意」及び「副作用」の項で注意喚起しています。
本剤投与により異常が認められた場合には本剤を減量又は中止するなど適切な処置を行ってください。

(電子化された添付文書「第2版」より抜粋)

副作用マネジメント

監修:横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学教室 主任教授 中島 淳 先生

下痢を避けるためには、患者の背景や前治療薬の服用状況に応じて適切に治療変更をすることが重要です。

現在の排便回数はどの程度か?

  •  一般的には3回/日~3回/週が正常範囲とされるが、便秘では減少する
    場合もあれば、残便感のために増加する場合もある。
     

現在の便形状はどうか?

  • 硬便か軟便か、客観的評価のためにBSFS(ブリストル便形状スケール)を用いるのが望ましい。


現在服用している便秘治療薬の種類は何か?

  • 水分分泌系であれば、同系統の薬剤(水分分泌系薬剤)の併用により糞便水分量が増加し、下痢発現の可能性がある。
  • 刺激性下剤であれば、水分分泌系の他剤併用により軟便あるいは下痢発現の可能性がある。

リナクロチドへ治療を変更する際は、投与初期の下痢発現を避けるため、投与時は前治療薬を減量するか、もしくは切り替えにより可能な限り単剤投与に移行することが望ましいと考えられます。


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