・シンバスタチン、ロスバスタチン及びアトルバスタチンとエベレンゾを同時投与したとき、単独投与時に比べて各スタチンのAUCinf及びCmaxは、それぞれ1.7～2.9倍及び1.3～4.5倍に上昇しました1,2）。
・シンバスタチンとエベレンゾを時間差投与したとき（エベレンゾ投与2時間前、4時間後及び10時間後にシンバスタチンを投与）、同時投与時と比較して相互作用は減弱しませんでした3）。
HMG-CoA還元酵素阻害剤の筋障害の主な症状には、
などがあります1）。
筋障害を疑う上記の症状がみられた場合には、放置せず速やかに医師、看護師又は薬剤師に相談するよう指導してください。
電子添文には、HMG-CoA還元酵素阻害剤との併用による影響（筋障害等の副作用）の発現割合は記載されていません。
透析期及び保存期の腎性貧血患者を対象とした国内開発臨床試験において、HMG-CoA還元酵素阻害剤を併用している症例のうち、透析期では横紋融解症が0.8%（1/132例）報告されました。保存期ではミオパチーに関連する有害事象は報告されませんでした1）。
市販直後調査における結果は以下のとおりでした。
透析期 （調査期間：2019年11月20日～2020年5月19日）2）：
HMG-CoA還元酵素阻害剤との薬物相互作用による影響に関する報告はありませんでした。
保存期 （調査期間：2020年11月27日～2021年5月26日）3）：
原疾患又は使用理由が「保存期CKDに伴う腎性貧血」の集団において報告された、HMG-CoA還元酵素阻害剤との併用による薬物相互作用注）1例1件の転帰は、不明でした。
注）MedDRA基本語（PT「薬物相互作用」、「抑制的薬物相互作用」、「ラベルされた薬物－薬物相互作用による投薬過誤」、「増強的薬物相互作用」）に該当する事象
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