(3)医薬品におけるユニバーサルデザインの対象者
高齢者(白内障・手指機能障害・記憶力低下など)
→65歳以上の医療機関受診者は2500万人以上
手指機能障害者(交通事故・リウマチ・脳梗塞による片麻痺)
→例としてリウマチ患者は70万人※1
視力・色覚障害者
→例として色弱者*は320万人※2
*:呼称について
色の識別が一般と異なることを、色盲・色弱・色覚異常・色覚障害などと呼ばれることがありますが、ここでは基本的に、カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)に基づいて、色弱とさせていただきましたので、ご了承ください。
UDは、福祉、家電、日用品といった分野においては非常に進んでいるといわれており、医薬品分野が最も遅れていると言われています。
上述のような背景のもと、医薬品メーカーはUDの観点を取り入れ、早急に改善する必要があると考えられます。
※1:日本リウマチ財団ホームページ(http://www.rheuma-net.or.jp/)より
※2:伊賀公一.カラーユニバーサルデザインとは.福祉介護機器TECNOプラス 3(1). 2010,1-15
(2016年2月)