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メディカルアフェアーズ情報

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ビロイの製品Q&A

製品Q&Aご利用にあたってのご注意

製品Q&Aは、医療従事者からのよくある質問とその回答をまとめた弊社製品に関するお問い合わせの情報提供サイトです。

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本回答は参考としてご利用いただき、医療行為におけるご判断は、医療従事者の裁量と責任のもとに行っていただきますようお願い致します。

保険査定基準に関しては、弊社としてはお答えしかねます。
各地域の審査支払機関(国保連合会・支払基金など)にご確認ください。
回答で記載されている他社製品の情報の詳細につきましては、販売元にお問い合わせください。

製品のご使用にあたっては、その製品の最新の電子化された添付文書をご確認ください。
その製品に関してご不明な点がございましたら、弊社メディカルインフォメーションセンターにお問い合わせください。

また、製品Q&Aを利用することを通じて、先生が当社に提供される情報(先生からのご質問、ご意見、ご提案などを含みます)については、先生の個人情報(取扱いについては別途個人情報の取扱いについて規定しておりますのでご参照ください)を除き、機密の取扱いをしておりません。また、弊社は、個人情報を除いた当該情報をいかなる目的にも無償で自由に利用できるものとします。

なお、製品Q&Aのご利用にあたっては、上記の注意事項に加えて、利用規約に定める利用条件をお守りください。

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製品基本情報

ビロイの効能又は効果を教えてください

ビロイの効能又は効果は、「CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃癌」です1)

効能又は効果に関連する注意2)

5.効能又は効果に関連する注意
5.1 CLDN18.2陽性の定義について「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、CLDN18.2陽性注)が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である。
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
注)胃癌組織においてCLDN18陽性が確認された場合には、CLDN18.2陽性と判断できる。
5.2 HER2陰性の患者に投与すること。
5.3 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。

(解説)
5.1 本剤の投与開始に先立つCLDN18.2陽性確認の検査は、CLDN18.2陽性の定義について電子添文の「臨床成績」の項の内容を熟知した上で、常に一定の作業手順に従い、十分な経験を有する病理医又はCLDN18検査についてバリデーションの確保された検査施設により実施する必要があるために設定した。
また、胃癌組織においては、CLDN18アイソフォームの中でCLDN18.2が主に発現しており、CLDN18陽性が確認された場合には、CLDN18.2陽性と判断可能である。
5.2 国際共同第Ⅲ相試験(SPOTLIGHT)[CL-0301]及び国際共同第Ⅲ相試験(GLOW)[CL-0302]は、HER2陰性の患者を対象に実施したことから設定した。
5.3 術後補助療法としての本剤の有効性及び安全性を検討した臨床試験成績は得られていないことから設定した。

引用:
1)インタビューフォーム Ⅴ.1.効能又は効果
2)インタビューフォーム Ⅴ.2.効能又は効果に関連する注意

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ビロイの用法及び用量を教えてください

ビロイの用法及び用量は以下のとおりです1)
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはゾルベツキシマブ(遺伝子組換え)として、初回は800mg/m2(体表面積)を、2回目以降は600mg/m2(体表面積)を3週間間隔又は400mg/m2(体表面積)を2週間間隔で2時間以上かけて点滴静注する。

用法及び用量に関連する注意2)

7.用法及び用量に関連する注意
7.1 本剤の投与速度は以下の表を参考とし、患者の忍容性が良好な場合には投与開始から30~60分後以降は徐々に投与速度を上げることができる。

 

用量

投与速度

投与開始から30~60分後まで

その後

800mg/m2

100mg/m2/時

200~400mg/m2/時

600mg/m2

75mg/m2/時

150~300mg/m2/時

400mg/m2

50mg/m2/時

100~200mg/m2/時

 

7.2 併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し選択すること。
7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、下表を参考に、本剤の中断・中止等を考慮すること。

副作用発現時における本剤の中断・中止等の目安

副作用

程度注)

処置

過敏症
又は
Infusion reaction

Grade2

Grade1以下に回復するまで投与を中断し、回復後、減速して投与を再開できる。
次回の投与時は、予防薬の前投与を行い、本剤の推奨投与速度の表に従って投与を行う。
  • アナフィラキシー
  • アナフィラキシーが疑われる場合
  • Grade3以上

投与を中止する。

悪心

Grade2以上

Grade1以下に回復するまで投与を中断し、回復後、減速して投与を再開できる。
次回の投与時は、予防薬の全投与を行い、本剤の推奨投与速度の表に従って投与を行う。

嘔吐

Grade2 又は 3

Grade1以下に回復するまで投与を中断し、回復後、減速して投与を再開できる。
次回の投与時は、予防薬の全投与を行い、本剤の推奨投与速度の表に従って投与を行う。

注)GradeはNCI-CTCAE ver5.0に準じる。


(解説)
7.1 臨床試験で設定していた投与ガイダンス等に基づき、投与開始時は投与速度を下げた状態より開始し、患者の忍容性を確認しながら投与することを推奨するために設定した。
7.2 併用する他の抗悪性腫瘍剤の選択にあたっては、電子添文の「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適切に選択できるよう設定した。
7.3 本剤の使用にあたって注意を要する「過敏症」、「Infusion reaction」、「悪心」、「嘔吐」について、本剤の中断・中止等の目安を情報提供するため、国内外の臨床試験の実施計画書で設定した用量調整ガイドライン、安全性の成績を踏まえ設定した。

引用:
1)インタビューフォーム Ⅴ.3.(1)用法及び用量の解説
2)インタビューフォーム Ⅴ.4.用法及び用量に関連する注意

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ビロイの警告の内容について教えてください

ビロイの警告は以下のとおりです1)
1.警告
本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に本剤の有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
(解説)2)
がん治療に使用される薬剤を投与する際の全般的な注意事項として記載した。
他のがん化学療法に使用される薬剤と同様に、本剤についても胃癌の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ使用されるために、また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に本剤の有効性及び危険性について十分説明し、同意が得られた患者に対して、本剤を使用するために設定した。

引用:
1)電子化された添付文書
2)インタビューフォーム Ⅷ.1.警告内容とその理由

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ビロイが禁忌の患者を教えてください

ビロイの禁忌は以下のとおりです1)
2.禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
(解説)2)
本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往のある患者に本剤を使用した場合、重篤な過敏症症状が発現する可能性があることから、一般的な注意事項として設定した。なお、本剤は「過敏症」が重大な副作用としてあらわれることがあるが、Grade1又は2の過敏症は本剤の中断や投与速度の減速による再開などの処置に基づいて投与が可能なため、重篤な過敏症の既往歴のある患者を禁忌として設定した。

引用:
1)電子化された添付文書
2)インタビューフォーム Ⅷ.2.禁忌内容とその理由

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ビロイの作用機序を教えてください

ビロイの作用機序は以下のとおりです1)
ゾルベツキシマブは、タイトジャンクションを構成する膜貫通タンパク質のヒトCLDN18.2を標的とするキメラIgG1モノクローナル抗体である。
ゾルベツキシマブは、ヒトCLDN18.2発現細胞に結合したが、mock細胞やヒトCLDN18.1発現細胞には結合しなかった。また、ゾルベツキシマブは、CLDN18.2の細胞外ドメイン1を認識すると考えられた。ゾルベツキシマブは胃癌細胞などの細胞膜上に発現するCLDN18.2に結合した後、NK細胞及び補体系の因子を介したADCC活性及びCDC活性によってCLDN18.2陽性細胞を溶解し、腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられる。

ゾルベツキシマブの作用機序

引用:
1)インタビューフォーム Ⅵ.2.(1)作用部位・作用機序

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特定の背景を有する患者

合併症・既往歴等のある患者へのビロイの投与について教えてください。

合併症・既往歴等のある患者へのビロイの投与における注意点は設定されておりません1)

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.6.(1)合併症・既往歴等のある患者

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腎機能障害患者へのビロイの投与について教えてください

腎機能障害患者へのビロイの投与における注意点は設定されておりません1)

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.6.(2)腎機能障害患者

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肝機能障害患者へのビロイの投与について教えてください

肝機能障害患者へのビロイの投与における注意点は設定されておりません1)

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.6.(3)肝機能障害患者

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生殖能を有する者へのビロイの投与について教えてください

生殖能を有する者へのビロイの投与における注意点は設定されておりません1)

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.6.(4)生殖能を有する者

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妊婦へのビロイの投与について教えてください

妊婦へのビロイの投与における注意点は以下のとおりです1)

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ヒトIgGは胎盤を通過することが知られている。動物試験(マウス)において、胎児の血清中に本剤が認められている。

(解説)
胚・胎児発生毒性試験において、マウスに300mg/kgの本剤を妊娠期に2回(妊娠6日及び11日)投与した結果、胎児への影響は認められなかった。一般にヒトIgGは胎盤を通過することが知られている。また、この試験の胎児では、血清中に本剤が検出されている。以上のことから、妊娠、胎児及び出生児へのリスクを考慮し設定した。

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.6.(5)妊婦

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授乳婦へのビロイの投与について教えてください

授乳婦へのビロイの投与における注意点は以下のとおりです1)

9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。本剤のヒト乳汁中への移行は検討されていないが、ヒトIgGは母乳中に移行することが報告されている。乳児が乳汁を介して本剤を摂取した場合、乳児に重篤な副作用が発現するおそれがある。

(解説)
授乳婦に対する本剤の使用経験及び非臨床試験成績はない。一般にヒトIgGは母乳中に移行することが報告されていること、本剤の投与により哺乳中の児に重篤な副作用を生じる可能性があることから、授乳におけるリスクを考慮し設定した。

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.6.(6)授乳婦

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小児等へのビロイの投与について教えてください

小児等へのビロイの投与における注意点は以下のとおりです1)

9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

(解説)
小児等への使用経験がないため記載した。

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.6.(7)小児等

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高齢者へのビロイの投与について教えてください

高齢者へのビロイの投与における注意点は設定されておりません1)

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.6.(8)高齢者

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安全性

ビロイの副作用について教えてください

ビロイの副作用の情報はこちらをご参照ください。
なお、注意を要する副作用とその対策については、副作用ナビゲーションもご参照ください。

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ビロイとの併用に注意が必要な薬剤を教えてください

ビロイとの併用禁忌、併用注意は設定されておりません1)

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.7.相互作用

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ビロイの服薬指導時に使用できる資料はありますか?

患者サポート資材はこちらをご参照ください。
医療従事者向け資材はこちらをご参照ください。

製剤関連

ビロイの薬剤調製の注意について教えてください

ビロイの薬剤調製時の注意点は以下のとおりです1)

14.適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 溶解
(1) 日本薬局方注射用水(点滴静注用100mg:5.0mL、点滴静注用300mg:15.0mL)により溶解し、ゾルベツキシマブ(遺伝子組換え)を20mg/mLの濃度とする。
(2) 溶解する時は本剤のバイアルの内壁に沿ってゆっくりと無菌的に注入し、振らずに緩徐に撹拌し、完全に溶解すること。溶解後のバイアルは、気泡がなくなるまで静置すること。直射日光にあてないこと。
(3) 溶解後の液は、無色~わずかに黄色の澄明又はわずかに乳白光を呈する。目視により確認し、粒子状物質や変色が認められた場合には、使用せず廃棄すること。
(4) 溶解後速やかに希釈しない場合は、室温保存で6時間を超えないこと。
14.1.2 希釈
(1) 必要量をバイアルから抜き取り、希釈後の濃度が2.0~5.0mg/mLとなるように日本薬局方生理食塩液の輸液バッグ等に加えること。溶液が泡立たないよう輸液バッグ等を静かに転倒混和すること。直射日光にあてないこと。
(2) 希釈後の液を目視により確認し、粒子状物質が認められた場合には、使用しないこと。
(3) 希釈後の液は速やかに使用し、室温で希釈後12時間以内に投与を完了すること。なお、やむを得ず希釈した液を保存する場合は、2~8℃で保存し、希釈後24時間以内に使用すること。残液は廃棄すること。
14.2 薬剤投与時の注意
同一の点滴ラインを使用して他の薬剤との同時投与は行わないこと。

(解説)
14.1 本剤の用法及び用量、組成・性状等に基づき設定した。
溶解及び希釈した液の保存時間については、安定性及び微生物学的な観点より設定した。
溶解した液は室温で6時間、希釈した液は室温で12時間、2~8℃で24時間まで保存できることが、安定性試験及び微生物学的試験により確認されている。
直射日光にあてないこととした理由は、直射日光下における安定性試験を実施していないためである。なお、直射日光などの強い光により薬物の純度や活性が低下する恐れがあるが、本剤投与中の室内光に対する遮光は不要である。
14.2 本剤を他の薬剤と混合した場合の配合変化に関するデータがないため設定した。

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.11.適用上の注意

ビロイの調製方法と投与方法に関する資材はこちらをご参照ください。
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ビロイの配合変化について教えてください

ビロイを他の薬剤と混合した場合の配合変化に関するデータはありません1)
そのため、以下の点にご注意ください2)
同一の点滴ラインを使用して他の薬剤との同時投与は行わないこと。

引用:
1)インタビューフォーム Ⅷ.11.適用上の注意
2)インタビューフォーム Ⅳ.8.他剤との配合変化(物理化学的変化)

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