スージャヌの製品Q&A

製品Q&Aご利用にあたってのご注意

製品Q&Aは、医療従事者からのよくある質問とその回答をまとめた弊社製品に関するお問い合わせの情報提供サイトです。

回答は、先生のご質問への回答を目的として提供されるものであり、第三者への公開(学会発表、書籍や雑誌への投稿、Webサイトへの公開等)はお控えください。
本回答は参考としてご利用いただき、医療行為におけるご判断は、医療従事者の裁量と責任のもとに行っていただきますようお願い致します。

保険査定基準に関しては、弊社としてはお答えしかねます。
各地域の審査支払機関(国保連合会・支払基金など)にご確認ください。
回答で記載されている他社製品の情報の詳細につきましては、販売元にお問い合わせください。

製品のご使用にあたっては、その製品の最新の添付文書をご確認ください。
その製品に関してご不明な点がございましたら、弊社メディカルインフォメーションセンターにお問い合わせください。

また、製品Q&Aを利用することを通じて、先生が当社に提供される情報(先生からのご質問、ご意見、ご提案などを含みます)については、先生の個人情報(取扱いについては別途個人情報の取扱いについて規定しておりますのでご参照ください)を除き、機密の取扱いをしておりません。また、弊社は、個人情報を除いた当該情報をいかなる目的にも無償で自由に利用できるものとします。

なお、製品Q&Aのご利用にあたっては、上記の注意事項に加えて、利用規約に定める利用条件をお守りください。

カテゴリから探す

使用法

スージャヌの効能又は効果を教えてください。

スージャヌの効能又は効果は以下の通りです。

4.効能又は効果
2型糖尿病
ただし、シタグリプチンリン酸塩水和物及びイプラグリフロジン L-プロリンの併用による治療が適切と判断される場合に限る。

5.効能又は効果に関連する注意
5.1本剤を2型糖尿病治の第一選択薬として用いないこと。
5.2本剤は、原則として以下の場合に使用を検討すること。
・既にシタグリプチン50mg 1日1回及びイプラグリフロジン50mg 1日1回を併用し状態が安定している場合
・シタグリプチン50mg 1日1回の単剤治療により効果不十分な場合
・イプラグリフロジン50mg 1日1回の単剤治療により効果不十分な場合
5.3本剤投与中において、本剤の投与がシタグリプチン及びイプラグリフロジンの各単剤の併用よりも適切であるか慎重に判断すること。
5.4本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮すること。
5.5重度の腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎不全患者ではイプラグリフロジンの効果が期待できず、また、これらの患者に対するシタグリプチンの最大投与量は25mg 1日1回であることから、本剤を投与しないこと。
5.6中等度の腎機能障害のある患者ではイプラグリフロジンの効果が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断すること。

 

スージャヌの用法及び用量を教えてください。

スージャヌの用法及び用量は以下の通りです。

6.用法及び用量
通常、成人には1日1回1錠(シタグリプチン/イプラグリフロジンとして50mg/50mg)を朝食前又は朝食後に経口投与する。

7.用法及び用量に関連する注意
中等度の腎機能障害のある患者では、シタグリプチンの用量調節が必要であることから、以下の場合に本剤の使用を検討すること。
・シタグリプチン25mg 1日1回(中等度の腎機能障害のある患者での開始用量)及びイプラグリフロジン50mg 1日1回の併用により効果不十分な場合
・シタグリプチン50mg 1日1回(中等度の腎機能障害のある患者での最大投与量)の単剤治療により効果不十分な場合
・既にシタグリプチン50mg 1日1回及びイプラグリフロジン50mg 1日1回を併用し状態が安定している場合

スージャヌをシックデイ時に服用してもいいですか。

スージャヌの成分の1つであるSGLT2阻害薬(イプラグリフロジン)は、シックデイに特徴的な脱水、低栄養状態を悪化させる懸念があるため、シックデイの際には血糖管理に留意しながら、基本的に休薬を考慮ください。

[関連情報]
「糖尿病診療ガイドライン2019」に、シックデイに際しての血糖降下薬の使い方について、「SGLT2阻害薬:シックデイの間は、中止するように指導しておく。」と例示されていますが、「実際には、病状、普段の血糖コントロール状況、現在の食事・水分の摂取状況、食事療法の遵守状況なども勘案し、個別にインスリンや経口血糖降下薬の使用量を医療機関が指示する。」との記載もあります。一方、インクレチン関連薬の使用については、「現在、コンセンサスが得られていない。」と記載されています1)。

参考資料)
1) 日本糖尿病学会 編・著、糖尿病診療ガイドライン2019、南江堂、P.340-341

術前術後にスージャヌを服用してもよいですか。

手術前後はインスリン注射による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適しません。
なお、スージャヌの休薬期間の目安について、一定の見解は得られていません。

[関連情報]
「糖尿病専門医研修ガイドブック改訂第7版」1)に、以下の記載があります。
・術前2~3日に血糖降下薬からインスリン療法へ変更して血糖管理を行う。
・術後は、1週間以上経過し、血糖コントロールが良好であることを確認してから、術前の経口血糖降下薬に戻す。

参考資料)
1) 日本糖尿病学会(編・著) 糖尿病専門医研修ガイドブック改訂第7版、診断と治療社、P.388-391,2017

スージャヌを飲み忘れた場合の対応を教えてください。

その日はスージャヌの服用を中止していただき、翌日の朝から服用を再開してください。
一度に2回分の服用はしないでください。

[関連情報]
スージャヌで承認されている用法は「朝食前又は朝食後」です。それ以外の用法の投与条件における有効性や安全性は検討していません。なお、朝食前又は朝食後で飲み忘れた後に服用した場合、次の服用のタイミングまでの時間が短くなることから、低血糖等の副作用の頻度が高まる可能性は否定できません。よって朝食時に飲み忘れ、時間が経過してから服用することはお勧めできません。

薬効、薬理、薬動

スージャヌの作用機序について教えてください

スージャヌは、シタグリプチンとイプラグリフロジンの配合剤です。
シタグリプチンとイプラグリフロジンの作用機序は以下のとおりです。
シタグリプチン
インクレチンはglucagon-like peptide 1(GLP-1)及びglucose-dependent insulinotropic polypeptide(GIP)の2種に分類されるが、それらはグルコース恒常性の維持にかかわるホルモンである。インクレチンはdipeptidyl peptidase-IV(DPP-4)によって分解されるが、シタグリプチンはDPP-4酵素を阻害し、インクレチンのDPP-4による分解を抑制する。結果として活性型インクレチン濃度を上昇させることにより、血糖値依存的にインスリン分泌促進作用並びにグルカゴン濃度低下作用を増強し、血糖コントロールを改善する1)~3)。
イプラグリフロジン
Na+/グルコース共輸送担体(SGLT:Na+-glucose cotransporter)は、Na+の濃度勾配を駆動力としてグルコースを細胞内へ能動輸送するトランスポーターである。ヒトにおけるSGLT1とSGLT2の機能について、消化管におけるグルコース吸収はSGLT1が、腎近位尿細管におけるグルコース再吸収はSGLT2が、それぞれ主たる役割を担っていることが明らかになっている 4)。イプラグリフロジンは腎近位尿細管に発現するSGLT2を阻害しグルコースの再吸収を抑制、血液中の過剰なグルコースを体外に排出することで血糖降下作用を発揮する。

参考資料)
1) Drucker, D. J.:Diabetes Care, 26:2929, 2003
2) Kim, D. et al.:J Med Chem, 48:141, 2005
3) Herman, G. A. et al.:J Clin Endocrinol Metab, 91:4612, 2006
4) Wright, E.M. et al.:J. Intern. Med. 261(1):32, 2007 [SGL-00028]

スージャヌの半減期を教えてください。

日本人健康成人男性40例にスージャヌ1錠を単回経口投与した際の、シタグリプチンの半減期(幾何平均)は9.97時間、イプラグリフロジンの半減期(幾何平均)は12.8時間でした1)。

参考資料)
承認時評価資料: 2.7.6.2.1 日本人健康被験者を対象とした生物学的同等性試験(P855試験) [DIR170063]

特殊患者

スージャヌの妊婦、授乳婦等への投与について教えてください。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人にはスージャヌを投与せず、インスリン製剤等を使用してください。
また、授乳中の婦人にはスージャヌ投与中は授乳を避けさせるようお願いします。

スージャヌの添付文書に以下の記載があります。
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.5妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性にはイプラグリフロジンを含む本剤を投与せず、インスリン製剤等を使用すること。イプラグリフロジンの類薬の動物実験(ラット)でヒトの妊娠中期及び後期にあたる幼若動物への曝露により、腎盂及び尿細管の拡張が報告されている。イプラグリフロジンの動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている1)。なお、シタグリプチンの動物実験(ラット)で1,000mg/kg/日(シタグリプチンの臨床での最大投与量100mg/日の約100倍の曝露量に相当する)経口投与により、胎児肋骨の欠損、形成不全及び波状肋骨の発現率の軽度増加が認められたとの報告がある。

9.6授乳婦
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)でシタグリプチンの乳汁中への移行が報告されている。また、動物実験(ラット)でイプラグリフロジンの乳汁中への移行及び出生児の体重増加抑制が報告されている1)、2)。

参考資料)
1) アステラス社内報告書(薬物動態試験)[DIR130167]
2) アステラス社内報告書(生殖発生毒性試験)[DIR130171]

スージャヌを高齢者へ投与するときの注意点を教えてください。

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与してください。特に、低血糖や脱水(口渇等)の発現に注意してください。

スージャヌの添付文書には以下の記載があります。
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.8高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下しているため、腎機能が低下していることが多く、また脱水症状(口渇等)の認知が遅れるなどのおそれがある。

スージャヌの小児への投与について教えてください。

スージャヌの小児に対する臨床試験を実施しておらず、有効性・安全性は確立していないため、投与はお勧めできません。

スージャヌの添付文書に以下の記載があります。
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.7小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

その他

スージャヌの名前の由来を教えてください。

スージャヌは、配合成分であるイプラグリフロジンの製品名「スーグラ」とシタグリプチンの製品名「ジャヌビア」から命名しました。
(スージャヌのインタビューフォームより)

海外でのシタグリプチン/イプラグリフロジン配合錠の承認および発売状況について教えてください。

海外で本配合剤の開発は予定されておらず、製造販売承認・申請中の国はありません。(2020年7月現在)

製品に関するお問い合わせ

WEBによるお問い合わせ

Webによるお問い合わせにつきましては、お問い合わせの内容により弊社電話受付時間内に電話することがございます。
電話番号のご記入をお願いいたします。

次の画面にて、製品名、問い合わせ内容等を入力してください。

お電話によるお問合せ

アステラス製薬メディカルインフォメーションセンター

0120 - 189 - 371
(受付時間:月曜〜金曜日 9:00-17:30)

メディカルインフォメーションセンターでは、お問い合わせ内容を正確に聞き取るため、また回答の質の維持・向上のため、通話を録音させて頂いております。あらかじめご了承ください。
障害などで電話が切れてしまった場合に折り返しご連絡できるよう電話番号通知をお願いします。 非通知設定の場合、ダイヤルの前に「186」をつけておかけください。 ご提供情報の追加・修正などへの対応のため、ご連絡先などをご確認させていただきます。

夜間休日の緊急のお問い合わせ

メディカルインフォメーションセンター受付時間外の緊急性を要するお問い合わせ 

夜間休日の緊急のお問い合わせ:日本中毒情報センター アステラス製薬受付

0120 - 552 - 934
(受付時間:月曜~金曜日17:30~翌9:00 及び 土日・祝日・会社休日)

内容によりましては、ご期待に添えない場合もございます。あらかじめご了承ください。

アステラス製薬株式会社の医療関係者向け情報サイトに​アクセスいただき、ありがとうございます。​

本サイト(Astellas Medical Net)は、日本国内の医療提供施設にご勤務されている医療従事者を
対象としています。該当されない方はご登録・ご利用いただけませんので、予めご了承ください。

アステラスの企業サイトをご利用の方はこちらからご覧ください。 

会員の方

会員登録されていない方

医療従事者の方は、会員限定コンテンツを除いたアステラスメディカルネットサイトの一部をご覧いただけます。
会員登録すると、製品に関する詳細な情報や領域ごとの最新情報など、会員限定のコンテンツが閲覧できます。

会員向けコンテンツをご利用の方

会員になると以下のコンテンツ、サイト機能をご利用いただけます。 

会員限定コンテンツの閲覧

ニュースや読み物、動画やWEBセミナーなど、
日々役立つ豊富な情報が閲覧可能になります。

情報収集サポート機能の利用

ブックマークやWEBセミナー予約など、手軽に、
効率的に情報を収集・共有いただける機能を
ご利用いただけます。