SGLT2阻害薬による特に注意すべき副作用:尿路感染症・性器感染症

目次

尿路感染症・性器感染症の主な症状

尿路感染症は男女ともに頻尿、排尿痛、尿の色の濁り、疼痛、発熱などが起こります。

性器感染症については、男女ともに性器およびその周辺のかゆみが現れ、女性では粥状・ヨーグルト状・酒粕状の白いおりものなども認められます。

尿路感染症・性器感染症の発現頻度

スーグラ®︎錠の1型糖尿病患者さんを対象とした国内臨床試験では膀胱炎4.5%(9例/201例)、陰部そう痒症3.0%(6例/201例)、細菌尿2.0%(4例/201例)などが認められています。

2型糖尿病患者さんを対象とした国内臨床試験では膀胱炎1.1%(19例/1,669例)、外陰部膣カンジダ症1.0%(17例/1,669例)、陰部そう痒症0.9%(15例/1,669例)、腎盂腎炎0.1% (2例/1,669例)、性器カンジダ症0.1%(1例/1,669例)などが認められています。

また、頻度不明ですが市販後の副作用報告において腎盂腎炎、敗血症、敗血症性ショックが報告されています。

スーグラ錠 市販直後調査結果のご報告[1型糖尿病][調査実施期間:2018/12/21~2019/6/20]

スーグラ錠 市販直後調査および市販直後調査後の継続安全性監視・情報提供活動結果のご報告[2型糖尿病][調査実施期間:2014/4/17~2015/4/16]

尿路感染症・性器感染症対策のポイント

尿路感染症・性器感染症を発見するために、適宜問診や検査を行ってください。問診では質問紙の使用も有用です。

腎盂腎炎、外陰部および会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症などの重篤な感染症に至ることがあるため、尿路感染症・性器感染症を発症した場合には、適切に対応し、必要に応じて休薬や、泌尿器科や婦人科との連携も考慮してください。

患者指導のポイント

尿路感染症・性器感染症の症状を説明し、症状が認められた場合には、恥ずかしがらずに速やかに主治医に相談するようにご指導ください。看護師や他のスタッフのサポートもあると良いかもしれません。

また、毎日入浴するなど、体を清潔に保つように指導してください。


SGLT2阻害薬による特に注意すべき副作用

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